すっかりご無沙汰してしまいました!待ちに待った免除通知が届きましたので、私が大学院を選んだ経緯を改めてまとめたいと思います。
「仕事も育児も、そして自分の夢も諦めたくない。」
そう決意したのが、私が大学院進学を考えた原点でした。
この記事では、産後3ヶ月で職場復帰しながら、通信制の東亜大学大学院で税法を研究し、税理士試験の科目免除を受けた私の体験をもとに、その制度の仕組みや実際の両立方法についてお話しします。
大学院で税理士試験が免除される仕組み
税理士試験は、会計学と税法の全11科目のうち5科目合格が必要です。
しかし、大学院で会計学または税法の研究を行い、修士論文を提出・修士号を取得することで、最大2科目の免除が受けられます。
私の場合は税法分野の研究テーマを選び、修士号(法学)を取得したことで、税法科目の免除を受けることができました。
この「大学院による免除制度」は、学術的研究の成果を税理士としての専門性に結びつける制度として国税庁が認めているものです。
産後3ヶ月で復職、そして大学院進学を決意
第一子を出産した私は、ありがたいことに周囲のサポートを受けながら、産後3ヶ月で職場に復帰しました。転職したばかりで妊娠したため育休を取ることが難しく、かつ、夫が約1年の育休を取得できるという恵まれた環境であったため、短期間で復職しています。
復職後の生活は、仕事・家事・育児で毎日があっという間。毎日缶コーヒーやレッドブルを飲みながら常にギリギリの状態でした。
復職の直前に、4科目目の消費税を受けましたが、惨敗。子どもを育てながら納得するまで勉強することの難しさを痛感しました。そのとき、ふと思ったのです。
「子どもはどんどん成長していく。このままいつ受かるか分からない試験を続けていくことに、どれほどの意味があるのか?」
忙しさの中でも、専門性を高めたい、資格を活かして自分のキャリアを築きたい、常に夢を持ち続けたいという気持ちは消えませんでした。
夫の後押しもあり、以前から興味があった大学院での研究による税理士試験免除制度について本気で調べ始めたのは確か試験結果が出た12月くらいでした。
「試験勉強に何年も費やす時間は取れない。でも、学ぶことを諦めたくない」
そう考え、仕事と育児を両立できる通信制の東亜大学大学院の一択でした。
通信制の東亜大学大学院を選んだ理由
東亜大学大学院(法学専攻・通信制)には、税法・会計学を中心に研究できる通信制課程があります。
そして、国税庁に正式に認められた税理士試験科目免除の実績が多数あります。
オンライン授業やメールでの指導、ウェブ面談など、全国どこからでも学べる環境が整っており、
育児中の私にとって、まさに理想的でした。
大学院選びで重視したのは、「免除実績」と「学びやすさ」。
東亜大学大学院はその両方を満たしていました。
育児・仕事と修士論文の執筆
日中は仕事、昼休みは近くのカフェで論文を読み、就業後はお迎え前の20分くらい、なんとか時間を使って論文執筆の続き。夜は子どもと一緒に寝ることが多かったですが、朝3時半くらいに起きて研究。それでも子どもが早朝に起きてしまうことも多く、1時間作業できればいい方でした。
仕事は週4だっため、平日休み論文に費やし、土日は家族との時間を大切にする。しかし、論文の提出間際は土日も論文に費やしました。夫だけでは育児が回らず、ベビーシッターさんにもかなりお世話になりました。
体力的にも精神的にもかなり大変な時期で、そのうち倒れるのでは?と思っていました。
修士号取得、そしてついに免除申請へ!
約2年間の学びを経て、無事に修士(法学)を取得。
修了式の当日に友人と、国税庁へ税理士試験科目免除申請を行いました。
免除の通知が届いた瞬間、仕事・育児・学業のすべてを両立した2年間が報われた気がしました。そして、税理士を目指して約7年の思い出が走馬灯のように頭に浮かんできました。
産後のキャリア形成としての大学院進学
仕事・育児・学業の両立は、決して簡単ではありません。
でも、「母ということにとらわれず、自分の人生は自分で切り拓く」という野心が原動力になりました。
通信制の東亜大学大学院で学んだ2年間は、
知識を深めただけでなく、時間管理や継続力を身につける貴重な経験にもなり、そして何よりかけがえのない仲間ができました。
まとめ:通信制大学院でキャリアを広げるという選択
大学院による税理士試験免除制度は、試験勉強に縛られず、学問を通して資格を得る新しい道です。
特に、仕事や育児と両立しながら学びたい方にとって、通信制大学院は強力な味方になります。
私にとって、東亜大学大学院で学んだ時間は、
“母であり、社会人であり、学生であるという三足のわらじ”を履きながら必死にもがいた 大切な2年間でした。
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この記事が「通信制大学院で税理士試験免除を目指したい」と考える方の参考になれば幸いです。

