論文テーマが決まるまでのあーだ、こーだ

昨晩は大学院の懇親会に参加しました!

SNSを通して繋がっていた方などが声をかけてくださり、とても楽しいひと時でした。

声をかけられた中で多かったのが論文テーマについて。

ということで、今回は私がテーマを決めるまでの話を書いていきます。

6月の時点でなんとなく頭にあったのが、米国で働いたことがある人が受ける遺族年金の相続税の課税について。これは仕事を通して、実務で問題になっていると知ったことからテーマとしてどうかな?と考えていました。

しかし、6月のスクーリングの際にこの話を先生にしてみましたがいまいち伝わらず、これは実務上は少し問題になっているけれど法解釈の論文にするには適していないなとなんとなく思えたので、早々に没にしました。

あと書籍を読んでいて、所得税法56条の規定に興味を持ち、女性の働き方を結び付けたようなのはどうだろ?と考えたりもしたのですが、この問題は「時代に合っていない」からという結論に簡単に結びついてしまうような気がして、これも早々に没にしました。

それなりに調べたのが給与所得控除について。有名な大島訴訟の本を読んだら、なんかとても感銘を受けてしまいまして…いくつか論文を読んでみたのですが、これはとても難しい問題で、偉大な先生方でもはっきりとした結論は出せていない感じがあり、自分には無理だなと思いました。でもこの直感が正しいかはわからなかったので、一応先生に「これはテーマとして難しいですよね?」とメールしてみたところ、「とても難しい問題だからやめたほうがいい」と回答が返ってきたのでこちらも没にしました。

結構有力だったのが信託型ストック・オプションについて。夏くらいに信託型ストック・オプションのことは新聞で知りました。しかし、課税上問題になってはいてこれから訴訟が起きるかもしれないけれど、起きないかもしれない。そして、ストック・オプションについては最高裁で既に結論が出ていて終着はしている。ゼミが決まる前に先生に相談してみて、なんとなく行けそうな感じがしていましたが、その後調べていく中でなんとなく違うような気がしてきて…ゼミが決まった頃に先生に連絡してみたところ、自分が考えていることと同じようなことを言われ、政策論になってしまわないように注意する必要があると言われました。なんとなく、ピンとこなくなってしまったのでサブテーマとして押さえておくけど、メインは他に探してみようと思い始めました。

紆余曲折あり、今のテーマは年末に決めました。最終的には自分が自信がある税目に逃げた形にはなりますが…(笑)テーマはすぐには決められないんです。テーマは1月に提出を促されるけど、確定するのは3月のゼミです。それまでは精神的に不安定な状況が続くかと思いますが、決まってしまえばその道を走るのみ!論文が完成するか不安は残りますが、今は自分としては落ち着いている気がします。

振り返ると面白いものですね!

さて、今日も頑張ります!

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